お役立ちコラム
基礎工事の相場とは?基礎工事の基礎から費用相場について詳しく解説
2023年02月17日
基礎工事は、建物を建てるための基礎であり、重要な工事です。
基礎工事で手抜きなどが起きてしまうと建物を建てたあとにさまざまな問題が発生します。
しかし、基礎工事を含める建築費用を抑えたいと考えた場合、基礎工事が少しでも安いと得した!と思ってしまいます。
相場価格を知らないと、手抜き工事をされているのもわかりません。
この記事では基礎工事の基礎、費用相場、基礎工事をお得にできるポイントを解説します。
基礎工事の基礎と工事内容について紹介
基礎工事は建物の基礎だと理解はできますが、どこを指しているのか思い浮かばない方も多いようです。
基礎とは建物の下(コンクリートの土台)部分であり、建物と地盤をつなげるとても重要な部分になります。
建物だけではありませんが、基礎は重要な部分であり、基礎がしっかりとしていなければ、その上に建てられる建物が丈夫にはなりません。
土地を建てる地盤は、強固なものもあれば軟弱なものもあり、軟弱な場合地盤改良が必要です。
安心して暮らせる家を建てるためにも、しっかりとした基礎工事を行いましょう。
基礎工事を行うための地盤調査をする理由
基礎工事を行う場合、まずは地盤調査を行います。
地盤調査を行う理由は、軟弱な地盤を発見する、地盤改良工事の必要性を調べる、杭打ち工事が必要か確認するためです。
地盤調査を行わずその土地が軟弱な地盤だった場合、その上に建てられる基礎が不安定なものになります。
地盤調査は法律で決められた義務であり、必ず行います。
基礎工事の相場
「基礎工事はケチってはいけない」
そんな言葉に聞き覚えはありませんか?
「基礎工事をケチって基礎を作ってしまうと、あとから痛い目にあうからケチってはいけない」といわれています。
基礎工事は事前に行う地盤調査を含めると、かなりの費用が必要な工事です。
基礎工事は高いと思ってしまうと、見積もりが高くても「そんなものか」と納得してしまいます。
相場を知っていれば相場以上の価格を提示された場合に指摘が可能です。
基礎工事の費用は一般的には建築価格の9%が相場といわれています。
例えば、2,000万円が建物の本体価格であれば、180万円が基礎工事の費用です。
地域や人手不足による人件費の高騰によって価格も変わりますので、必ず見積もりを取って確認をしましょう。
基礎工事費用を抑えるポイントは?
ケチってはいけない!といわれている基礎工事費用ですが、やはりできれば安く抑えたいものです。
基礎工事を抑えるポイント5つ、詳しく解説します。
1.複数の業者から見積もりを取る
複数社から見積もりを取れば、価格が安い業者を選べます。
相場の確認ができ、安いだけではなく、内容もいい業者が選べるので複数社から必ず見積もりが必要です。
安さばかりに気を取られ、実際に追加費用として請求された話も聞かれるので、工事内容の詳細をチェックしたうえで決めましょう。
2.補助金や助成金の活用
国や地方自治体などでは補助金や助成金が利用できる地域もあるので、自分が住んでいる地域・これから住みたいと検討している地域の助成金制度も調べてみるのもよいでしょう。
基礎工事で適用するものではなくても、住宅を建てる際に補助金申請できるものもあるので、お住まいの地域の補助金・助成金制度をチェックしてください。
3.閑散期に依頼する
繁忙期は建築工事が多く、人手が足りなくなります。
そのため、人件費や資材なども高くなってしまう可能性があるので、できるだけ閑散期(2・4・6~8・10~12月)の依頼をおすすめします。
閑散期に依頼をすると、費用が安くなる可能性があり、繁忙期に比べて安く基礎工事を行えるので、時間に余裕がある場合には閑散期に住宅を建てる計画をしましょう。
4.建物の構造を再検討する
木造住宅は軽く、鉄筋コンクリートは重いので、それに耐えられる土台作りが必要になり、重い建物は重さに耐えられる土台が必要になります。
木造住宅は軽いですが、白アリの被害に遭いやすいです。
ベタ基礎の普及により被害は減っていますが、定期的な点検が必要です。
木造のデメリット、鉄筋コンクリートのメリットも考えて使用資材を決定しましょう。
5.地盤を確認する
地盤の固い地域の場合、地盤改良が不要になり、コスト面でお得になる基礎も使用が可能です。
土地を購入し住宅を建てる場合、地盤の固さの確認がとても重要になります。
地盤調査は基礎工事の前に行われるので、実際の地盤の固さは確認できないかもしれませんが、周辺の地盤の状態などは確認できるので、確認をしたうえで土地の購入を決めるのもよいでしょう。
まとめ
基礎工事の相場費用について紹介しました。
基礎工事は建物の土台であり、手抜き工事などが許されない部分です。
問題が起きたときに、相場費用を知っていれば指摘ができます。
基礎工事の相場は知っておきましょう。
基礎工事費用を抑えたいと思う場合の抑えるポイントも紹介しているので、参考にしてください。
基礎工事を安く使用と安価な資材や工法などを選んでしまうと、その上に建てられた建物に問題が生じる可能性もあるので注意しましょう。