お役立ちコラム
コンクリート型枠 DIYで型枠の作り方と施工方法や注意点を解説
2023年02月15日
住宅を建てる際の基礎工事で使われる型枠は、コンクリートを流し込み固めるために必要です。
きれいに仕上げるためには、しっかりとした型枠を作る必要があります。
素人がDIYで簡単に作れるものなのでしょうか?
コンクリートを固めるために使われる型枠の作り方や、DIYできれいに作るためのポイントを紹介します。
土間コンクリート打設を行いたい場合の手順や、DIYでの失敗事例も紹介します。
コンクリート型枠の作り方を知りたい方は、ぜひごご覧ください。
コンクリート打設に使用される型枠は簡単に作れるのか
コンクリートは、セメントに水と砂を混ぜ合わせて作る粘性のある建設資材です。
そのまま使用すると、型枠などを使用しない限り土台から流れてしまう可能性があります。
流れ出ないためにも、コンクリート打設する場所を型枠で囲む、コンクリートを挟み込むように板を設置するなど施した使用が大切です。
コンクリート型枠が使われるのは、コンクリートを使用する造作物を作る際に使用され、基礎工事・駐車場・玄関前・壁・花壇・階段などにも利用されます。
コンクリート型枠は簡単に作れる?
コンクリートを使用する作業は、業者がするものと思われるかもしれませんが、最近はDIYでコンクリートを使用する方も増えました。
型枠の使用は必須であり、必要な場所に合わせて作れなければいけません。
型枠は何を使って作れるのか
型枠の素材はそれぞれですが、一般的にはコンパネを使用します。
コンパネが使用される理由として、安価でありホームセンターで簡単に購入可能であるからです。
加工もしやすく、DIYでコンクリート型枠を作る際にも使用できるので、ぜひお試しください。
コンパネ以外では、広範囲でなければ段ボール、繰り返し使用する場合はプラスチックも検討しましょう。
段ボールやプラスチック素材は、コンクリートからはがす際にはがしにくい場合もあるので注意しましょう。
ホームセンターなどで購入可能か
コンパネから型枠を作るのは面倒、玄関ポーチを彩るためにオシャレなコンクリートブロックを作りたい方は、ホームセンターで型枠を購入する方法もあります。
ホームセンターで購入できる型枠はプラスチック製・金属製などさまざまで、広範囲用
には向きませんが、型枠を作る手間が省けます。
価格は大きさによっても異なるので、ホームセンターで実際にチェックして購入してください。
コンクリート型枠の作り方の説明
自分で好きな形に型枠が作れるので、花壇を作る際にコンクリート型枠を使用する方も多いです。
花壇を作る際のコンクリート型枠の作り方を紹介します。
1. 花壇の予定箇所を整地する
2. 型枠を組みコンクリートを流し込む
3. 固まるのを待ち型枠を外す
コンクリート型枠を上手に作る方法
コンクリート型枠はDIYでも作れます。
しかし、初めてDIYをする方やコンクリートを使う作業を経験していない方は難しいと感じるはずです。
コンクリート型枠、コンクリート打設を上手に行う方法を紹介します。
1.道具の準備
道具が不足していると、思ったように作業ができません。
代わりのものがあれば作業は可能ですが、それはDIYの経験が豊富な方や専門業者、経験があるからできるのです。
初心者の場合は、作業を行う前に必要な道具を確認して揃えておくと、失敗せずに作業が行えます。
2.型枠剥離剤の準備
型枠をきれいに作りコンクリートを流し込んだが、型枠をはがす時に失敗をする可能性があります。
型枠をきれいにはがせないと、見た目の印象が悪くなってしまいます。
型枠剥離剤を使用すると型枠をはがしやすくなるので、準備しておきましょう。
剥離剤はコンパネに直接塗ると、コンクリートと型枠がくっつくのを防止します。
見た目もきれいにはがしやすく作業をしたい場合にはおすすめの道具です。
3.土台となる場所の整地
土台になる場所が整地・転圧されていないと平らにコンクリートを流し込めません。
型枠も曲がってしまい、きれいにコンクリートを流し込めない状態になってしまうので、土台になる場所は作業前に整地を行い・転圧まで済ませておきましょう。
4.コンクリートをしっかり練る(空練りと水練り)
コンクリートがしっかり練られていないと、コンクリートが固まらなかったり、見た目が汚くなったりしてしまいます。
コンクリートの練り方
1. セメント・砂を練り船の中で練り混ぜる(空練り)
2. しっかり練りあげたら水を入れる
3. 水は少しずつ入れ、作業のしやすい量で一旦止め、砂利を入れる
4. すべてが入った時点で練り混ぜる(水練り)
砂利を入れると水分が吸われてしまうので、水を入れながら微調整していきます。
コンクリートは割合が大事なので、割合を計算し、必要量以上作らないようにしましょう。
5.隙間なくコンクリートは型枠に流し込む
コンクリートを型枠に流し込む際、隙間なくコンクリートを流し込まないと強度が保てず、壊れやすくなってしまいます。
コンクリートがしっかり練られていないと砂利が混ざり切っていない状態や、空気が入り込んでしまいます。
しっかりとコンクリートが入っているのを確認しながら、流し込みましょう。
6.失敗が心配な場合はプロに依頼する
作業途中で投げ出せないので、事前に最後まで作業が行える状態か事前に確認します。
もしも、少しでも作業に自信がない場合はプロに依頼も必要です。
コンクリートは、使用せずに放置してしまうとすぐに硬化していきます。
強度を下げ、ひび割れの原因にもなりかねません。
まとめ
コンクリート打設工事に使用される型枠の作り方について紹介しました。
コンクリートを使用する工事を行う場合、型枠を使用しコンクリートを流し込み固めます。
一見簡単そうに見える作業であり、型枠自体も簡単に作れると思ってしまいます。
DIYも可能であり、身近な材料を用いて型枠も作れるので、型枠自体を作るのは簡単です。
しかし、型枠を使いコンクリートを流し込む際には、土台となる場所の整地や隙間なくコンクリートを流し込む必要があります。
コツがつかめないと難しい作業なので、難しいと思った場合はプロに依頼しましょう。